宝明院の仏さま
本尊 不動明王
大日如来の怒りの姿。炎の中に住み剣と綱を持ち、言うことを聞かない者を怒りをもって救う。
諸悪・煩悩を綱で縛り、剣で打ち壊し、火炎で焼き尽くす。諸悪を退治し、悩みを砕き、災難苦難から救う。
守り本尊、身代り仏としても信仰される。
*真言「ノウマクサンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」
菩薩立像
住職の生家の寺「謹念寺」所有の仏。
調査の結果、制作年代は、奈良時代から平安時代前期と鑑定され、九州最古の木彫仏ともされる。
平成二十五年、いのちのたび博物館、北九州市制五十周年記念展「北九州市の宝もの」、平成二十六年、福岡市博物館 特別展「九州仏」に出展。
毘沙門天
別名 多聞天(たもんてん) 四天王の一人 七福神にも含まれる。
武運長久・家業繁栄・商売繁盛。
上杉謙信が信仰していたことで有名。
・真言
「オン ベイシラマンダヤ ソワカ」
当山の毘沙門さまは、前原市雷山 真言宗大覚寺派別格本山 大悲王院さまより賜りました大変由緒ある毘沙門さまです。
弘法大師像
真言宗の開祖 空海。(七七四~八三五)
唐に渡り密教の奥義を授かる。その際の名が「遍照(へんじょう)金剛(こんごう)」。
仏の教え・救いの光を遍く照らし、人々を悩みや苦しみから救う。
四国八十八ケ所を開かれ、高野山を開き、東寺を賜る。
・真言
「南無(なむ)大師(だいし)遍照(へんじょう)金剛(こんごう)」
真言宗においての仏さま
真言宗の宗派としての本尊は、「大日如来」です。
ですが、そのお寺のご本尊はそれぞれ異なり、その他にも多くの仏さまをお祀りしています。
真言宗は、様々な仏さまたちを信仰の対象とし、その仏さまたちよりご利益を授かるのです。